唇は皮膚が非常に薄く、ちょっとしたことで乾燥してしまう部分です。常にふっくらと弾力のあるきれいな唇を維持するためにも、普段からリップクリームやリップバームを使用しているという方は少なくありません。デリケートな唇に使用する化粧品だからこそ、成分にはこだわりたいという方におすすめするのがリップクリームを手作りする方法です。蜜蝋やアーモンドオイル、ペパーミント精油の3つの成分を使用した手作り化粧品は、初心者でも手軽に作れる上に肌に嬉しい作用がたくさんあるので、一度作り方をマスターすることができれば精油の効能を活用した様々な症状緩和に役立つ化粧品がステップ・バイ・ステップで作れるようになります。

今回の手作りリップクリームに使用する材料は、アーモンドオイルなどの植物油に蜜蝋、お好みの精油としてすっきりとした香りが特徴のペパーミント精油の3つのみです。蜜蝋はミツバチが巣を作る際に分泌されるワックスであり、手作り化粧品にはよく使用される材料の一つです。この材料は肌の週副作用を持っており乾燥しやすい肌に使用すれば、肌を保護しながら修復し肌荒れを解消してくれる効果が期待できます。この材料を入れることで液体を固めて固形にする役割を持っています。
アーモンドオイルなどの植物油はベースオイルを指し、肌に直接使用するものなので食品売場で販売されている食用ではなく、専用のものを使うことがポイントです。ネット通販などで手軽に手に入れることができます。そして使用する精油は基本的に好みの物を選んでよいのですが、リップクリームで使用するならばペパーミント精油を使用すれば、鎮痛・鎮痒・冷却・防腐作用を加えられるのでスーッとした清涼感に加えて口周りのケアに適しています。
作り方はアーモンドオイルを15mlに蜜蝋を3g、ペパーミント精油を1滴用意します。保湿効果をアップしたいのであれば好みではちみつを入れても良いですが、入れたはちみつ分植物油の量を調節するようにしましょう。作り方はアーモンドオイルと蜜蝋を耐熱容器に入れて湯煎にかけ、完全に溶かします。
この時に一度しっかり混ぜることで2つの材料をきちんと馴染ませておくことが滑らかなクリームを作るコツとなります。次に専用の容器に移して表面にうっすらと膜が出来始めたタイミングで精油を加え、竹串でしっかりかき混ぜるようにすれば完成です。混ぜたクリームが十分に冷めたら蓋をして冷蔵庫の中で1時間ほど寝かせると、滑らかな塗り心地のリップクリームに仕上げることが出来ます。この時に使用するリップケースは使い終わったらケースを消毒することで何度も再利用することが出来ます。